20インチBBSスーパーRSのディスク/アウターリムをポリッシュ加工
ディスクのポリッシュ加工ご希望で大阪府よりご依頼いただきました。
ディスクのポリッシュ化と同時に、アウターリムもダイヤモンドカットから鏡面ポリッシュへ、インナーリムはブラックに変更します。
リムは元の塗装を剥離し、回転研磨で素地を整えてからまずはインナー側を黒に塗装します。
焼き付けて黒硬化後にアウターリムをポリッシュにします。
回転研磨+バフ磨きでポリッシュにし、さらにバレル仕上げ研磨にかけ、バフ目の無い鏡面ポリッシュにします。
最後にクリアーをリム丸ごとパウダーコートします。
ディスクのポリッシュ加工、作業中の画像がありませんが、まずは元の塗装を剥離、ブラスト処理します。
この状態でバレル研磨に掛けても綺麗な鏡面になる訳ではありません。
エアーツールを使いながら手作業での下地研磨を行います。
下地研磨後にバレル粗研磨をかけ、最後にバレル仕上げ研磨にかけ綺麗な鏡面ポリッシュとなります。
ワッフルプレート、6角キャップも同様です。
クリアー塗装するかしないかは任意で選択となります。
鏡面の輝き重視はクリアー塗装無し、メンテナンス性重視はクリアー有り、と言う感じになります。
ただし、クリアー塗装無しは保護膜(クリアー膜)が無いので、徐々に酸化により白濁りしてきます。
酸化白濁りはDIY手磨きで解消にはなりますが、定期的にメンテナンスをしながら維持していく必要があります。
一方クリアー塗装有りは、クリアーが保護膜となるので、酸化白濁りはしませんが、鏡面無垢の状態に比べると2割程輝き感が引けます。
また、いずれクリアーの下に水分が混入し、それが白錆となります。
白錆は、クリアーを剥離し素地を磨かなければ除去になりませんので、DIY処理は出来ません。
以上のように、ポリッシュに対するクリアー塗装有無はどちらも一長一短あります。
今回はクリアー塗装ご希望でしたので、クリアーをパウダーコートします。
全ての作業完了し、組付けをして完成となります。