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ケーニッヒメッシュ17インチを18インチ化&ディスクハイパー塗装

2024年10月5日
ケーニッヒメッシュの17インチホイールです。

ケーニッヒと言えば、往年の5本スポークしかイメージがありませんが、珍しくメッシュのケーニッヒです。

人気が無くて中古が少ないのか、そもそも数が少ないのか分かりませんが、私実物を見たのは初でした。

ケーニッヒはSSR製とディスモンド製がありますが、このメッシュタイプはTWSで有名な鍛栄舎製です。(が、鍛造ではありません)

現状が17インチリバースで、これをステップリムに換えて18インチ化とディスク色変えハイパー塗装ご希望で、北海道より入庫いただきました。



リバレルリムは入荷までに平均3ヶ月程かかりますので、最初に発注をしておき、入荷までに他の出来る作業を進めておきます。

今回はリムはアウターもインナーも換えるので、ディスクの塗装を進めていきます。


元々のゴールド塗装を剥離、ブラスト研磨で素地を整えます。



カラーは、パウダーコートでのハイパーブラックご希望です。

ハイパー塗装は基本溶剤塗装になりますが、密着が良くないと言う特性があるため、丈夫なパウダーコートで表現になりました。

溶剤でのハイパー塗装(ハイパーブラック)の場合は、黒を透かせて銀幕ですが、パウダーコートでの表現の場合はこの逆になり、銀を透かせて黒になります。

ベースとなる銀(高輝度シルバー)をパウダーコートします。



焼き付け硬化後にスモークをオーバーコートします。




もう一度焼き付けスモーク硬化後にクリアーをオーバーコート、さらにもう一度焼き付けてパウダーコートでのハイパーブラック表現完成です。




センターのリングはポリッシュにし、これもクリアーをパウダーコートします。




リバレルリムの入荷です。




元々も3Pですが、アウターとインナーが溶接になっている3Pでした。

ピアスボルトも40本付いているので、溶接無しで3Pとして組付けでも良いかもしれませんが、元々が溶接になっているので、同じようにするためにアウターとインナーを溶接にします。

リバレル後の溶接の必要か仏必要かは、リム交換(リバレル)における注意点<リスクや対応策にて詳しく解説しておりますので参照下さい。

溶接はリム溶接用自動溶接機で行いますので、均一で綺麗に溶接されます。



リムの仕上げは、インナーはシルバー、アウターはポリッシュにしますので、まずはインナーをシルバーにパウダーコートします。



焼き付けシルバー硬化後にアウターをポリッシュにします。



最後にリム丸ごとクリアーをパウダーコートします。



リムとディスクを組付けて完成となります。