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18インチのブラバスモノブロック6をステップリムに換え19インチ化

2025年1月11日
ブラバスモノブロック6の18インチホイールです。

オリジナルは18インチリバースリムで、これをステップリムに換えて19インチへ、と言うご希望で北海道よりご依頼いただきました。

画像は、オフセット計算のため分解をしたディスクだけの画像ですが、もちろんリムが付いた状態でお預かりしています。



リバレルリムは入庫までに数ヶ月かかるため、先に発注を済ませ、入荷までに他の作業を進めます。

今回リムはアウターもインナーも交換ですので、ディスクの作業を進めておきます。

ディスクは天面がダイヤカットですが、今回はブラッシュド細目での仕上げにします。

元の塗装を剥離、ブラスト処理後にまずはシルバーをパウダーコートします。
 



焼き付けシルバー硬化後に、天面のシルバーを研ぎ落しながらブラッシュド目を入れます。

今回はブラッシュドにするのが目的ではなく、ダイヤカットの代用仕上げとしてのブラッシュドですので、通常のブラッシュド目よりも細かい目にします。




最後にクリアーをパウダーコートします。



18→19化のステップリム入荷です。




ブラバスは元々はアウターとインナーが一体の2Pリムですが、リバレルによりアウターとインナーが別々の3P化となります。

そのまま3Pとして組付けでも良いのかもしれませんが、ピアスボルトの本数を考慮すると、アウターとインナーが固定されていた方が良いので、アウターとインナーを溶接にし、元々のように2Pリム化します。

リバレルにおいてリムの構造が変わる場合の溶接の必要性に関してはリム交換(リバレル)における注意点<リスクや対応策>で解説しておりますので参照下さい。


ディスクとリムを仮組して溶接をします。

リム溶接用の専用自動溶接機で溶接しますので、均一で綺麗な溶接跡になります。




インナーは元々と同じくシルバーにするので、シルバーをパウダーコートします。



焼き付けてシルバー硬化後にアウターリムをポリッシュに加工します。



最後にクリアーを丸ごとパウダーコートします。



後はリムとディスクを組付けしますが、2Pリムから3Pリムになる事で、リムの厚み1枚分増えるため、元々のピアスボルトでは長さが足りなくなりますので、3P用のロングピアスボルトへ交換する必要があります。

3P用ロングピアスボルトは頭の形状が決まっているので、ホイールによってはオリジナルのピアスボルトの頭の形状と変わる場合があります。

ブラバスのピアスボルトは、頭が内溝のタイプで、社外3P用ピアスはBBSのピアスような通常のギザギザ12角の形状になります。