アルマイトリムの仕上げ処理について
ピカピカと光沢のあるアルマイト処理がされています
このアルマイトリムを修理した後、もちろん磨きで仕上げますが
磨くと元々のアルマイト層は当然落ちてしまいます。
再アルマイト加工をすれば済む話しですが、再アルマイト加工は
メッキ加工同様に非常に高額なので、あまり現実味がありません。
なので、通常は鏡面仕上げにしますが、無垢の地肌が露出することになるので
以下の2通りの方法があります。
仕上げでクリアー塗装をするかしないか
ですが、違いがあります
・クリアー塗装をした場合
〜良い点〜
磨きっぱなしの無垢に比べ、クリアーでコートされている為
酸化による白濁がしにくい、洗車傷のような磨き傷がつきにくい。
〜悪い点〜
「クリアー」と言えども、クリアー分の塗膜があります。
素人が見て判断できるほどではありませんが、厳密には
塗膜分の「曇り」がでる。
飛び石等で、剥がれて来た時にみっともない。
クリアーコートで仕上げたリム画像
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・クリアー塗装無しの場合
〜良い点〜
クリアーの塗膜が無く、完全無垢なので、一見アルマイト処理されたリムと
変わらない位の曇りの無い深い輝きがある。
〜悪い点〜
コートする膜が無く、無垢の肌むき出しなので、メンテナンスによっては
数ヶ月で白く濁ってくる。
クリアー無しで仕上げたリム画像
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画像では、どちらがどちらか解らないと思いますが・・・。
以上、どちらも一長一短です。
輝き重視で、マメに手入れをする方はクリアー無し、
最初の輝きよりも長持ち重視であればクリアー有りですね。