アルミホイールの塗装について

当社での塗装は主にパウダーコートを使用しております。パウダーコートは焼き温度200℃に達するため、ホイールの材質・腐食劣化状態等にシビアに反応するので、沸きや染み跡等が部分的に出る場合があります。
『丈夫で剥がれ難い』と言う事が最低限求められる事だと思いますので、多少の症状に目を瞑っても『丈夫で剥がれ難い』パウダーコート仕上げにする事は十分値すると思っております。

パウダーコートはウレタン塗装のように色同士を混ぜ合わせて色を作る『調色』が出来ませんが、パウダーコートでも多種類のカラーがありますので、ご希望に近いカラーではご用意出来ると思っております。
もし、どうしてもご希望に近いカラーが無い場合は、方向転換でパウダーコートのカラーで対応可能なカラーへ変更をしてまでも、パウダーコート仕上げにする意味合いは大きいと思っております。

可能な限りを尽くし出来るだけ綺麗な状態にまでにはするつもりで作業は行っておりますが、ホイールメーカーが新品の材料から新品ホイールを製造するのとは方法も施工環境も根本的に違います。
完成ホイールの見方や感じ方は人それぞれですが、後加工品の見られ方は厳しいです。
古い物、傷んだ物、腐食している物、中には材質の悪い物などをベースに何処まで綺麗な状態に戻せるか！？という事なので、『多少の事は勘弁して下さい』とは言えませんが、ご理解お願いいたします。