BBS RE 小傷修理ついでにDSKからDBKへ色変えハイパー塗装
2011年11月23日
メルセデス・ベンツ装着のBBS REです。全体的にパッと見は綺麗に見えますが、飛び石等による小さな小傷や色剥げが出てきているため、リフレッシュを兼ねて現在のハイパーシルバー（DSK)からハイパーブラック（DBK)へ色変えご希望で、東京都からご依頼いただきました。
◎塗装剥離から下地研磨処理
色変え無しで、極部分的に1個所、2個所であれば、部分補修＆部分塗装でも良いですが、色変え無しでも、小さな傷があちこちに表面満遍なるようですと、現在の塗装は剥離し一旦素地に戻してから丸ごと再塗装にした方が良いです。
今回はDSKからDBKへ色変えですので、いずれにしても現塗装は剥離をします。
剥離槽へ漬け込み塗装を剥離後に、サンドブラスト研磨を行います。
側面、インナーは回転研磨で整えます。
◎DBKベースのグロスブラックをパウダーコート
ハイパーシルバー（DSK)のベースはグレー、ハイパーブラック（DBK)のベースはブラックです。
今回はハイパーブラック（DBK)ですので、ブラックをパウダーコート、焼き付けて一旦ブラックで完成させます。
◎ハイパー銀幕塗装
パウダーコートのブラックに足付け研磨を施し、ウレタン塗装のプライマーを塗装します。
ブラックを透かせながらハイパー塗装の銀幕顔料を薄く何回も重ねていきます。
この銀幕が厚くなれば明るめに、薄ければ暗めになります。
今回は明るめご希望でしたので、厚めに重ねます。
最後に専用のクリアー塗装（ウレタン）で完成です。
側面、インナーはグロスブラックになります
リムを養生してのタイヤ組み込み、バランス取りをして発送です
〜ハイパー塗装について〜
ハイパーブラック、ハイパーシルバーのハイパー塗装は、基本的にはウレタン塗装での表現となります。
ハイパー塗装は密着が悪いという特性があります。大げさに言うと、密着性・耐久性を犠牲にした高輝度感の見た目を重視した塗装、とも言えます。
近年は、パウダーコートでも似た感じで表現は出来るようになりましたが、ハイパー塗装その物ズバリですとやはり従来通りウレタン塗装で、似た感じでもOKと言う事でしたら丈夫なパウダーコートで可能でうｓ。
