TECHNOCASTホイールを元のガンメタマット近似色でパウダーコート
パッと見ほそこそこ綺麗に見えますが、良く見ると腐食浮きがあちこちにあります。
これを再塗装で綺麗にというご希望で佐賀県よりご依頼いただきました。
元の塗装を剥離、素地の砂肌も研磨で平滑にし、ブラスト研磨で塗装の下地を作ります。
元々のガンメタマットと近似色の、ガンメタマット(DB703)をパウダーコートします。
これを180度で数十分焼くと、ガンメタマット再塗装完成です。
スポークのロゴステッカーも再製作しています。
パウダーコートは、溶剤ウレタン塗装のように、この色とこの色を混ぜてこの色を作るという色の調合が出来ませんので、ご希望色のパウダーが無い場合は、近似色のパウダーの上に溶剤ウレタン塗装でご希望色の塗装をします。
この場合、ベースのパウダーコートは丈夫なポリエステル樹脂膜ですのでそう簡単には剥がれたりはしませんが、その上の溶剤ウレタン塗装膜は強くはありません。
ご希望のカラーがパウダーのカラーの中に無い場合は、妥協してパウダーで有るカラーに変更し、溶剤ウレタン塗装を必要としないパウダーフィニッシュ可能なカラーを選択された方がベストです。
今回は元々と同色のマットガンメタ希望でしたが、たまたまほぼ同色のパウダーがありましたので、溶剤ウレタン塗装を必要とせずにパウダーフィニッシュで仕上げております。