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クラブリネアL566 リムガリ傷修理からブラッシュドリムへ

2012年5月6日
クラブリネアL566です




リムのガリ傷修理です



アルマイトリムの修理については以前にもご説明していますが
復習します

このリムもアルマイト処理されているリムです。
みなさんメッキと勘違いされている方が多いですが
メッキではなく正確には光輝タイプの皮膜処理です
アルマイトリムを修理後研磨すると、当然ですがアルマイト層が落ちます。
同様に仕上げるには、同様にアルマイトの再加工が必要になります
ただ、アルマイトの再加工はメッキ同様に高額になるので
現実的には輝きを似せた鏡面ポリッシュ仕上げにすることがほとんどです。

金額をご了承の上、どうしてもと言う場合は
アルマイト再加工には以下の2点をクリアーしている事が条件となります。
①リムとディスクがばらせるタイプ
②溶接を伴わない修理である事


今回は、ユーザー様のご予算の関係と、修理に溶接が必要なことから
同じアルマイトでの仕上げは不可となりました
となると仕上げは輝きを似せた鏡面ポリッシュ仕上げとなります。
が、ここでもクリアー塗装仕上げorクリアー塗装無し仕上げ
の2点のメリット&デメリットがあります。

・クリアー塗装無し仕上げ
鏡面ポリッシュ後(直後)はアルマイトに引けをとらないほどの輝きですが
表面を保護する膜が無い無垢の状態であるため
数ヶ月で酸化により白濁してきます。
艶出し材などでDIYでの手磨きで輝きは復活しますが
定期的なDIY作業が必要になります


・クリアー塗装有り仕上げ
酸化防止としてクリアー塗装も可能ですが
この場合は無垢状態の輝きより2割ほど輝きは引けます。
飛び石などでクリアーが剥がれてくると、みっともなくなり
DIY作業ではどうしようもなくなる。

以上、どちらも一長一短です。


今回は、以上のことから、いっそのこと全く違う仕上げ、ということで
塗装によるカラーリムか今風にブラッシュドにするかになり
ブラッシュド+パウダーコートクリアー仕上げにしました

ガリ傷修理後、ブラッシュドラインを入れます



パウダーコートクリアー



組み込み、完成!





今風でお洒落ですし
パウダーコートクリアーなので剥がれも心配有りませんし
クリアー無しポリッシュのように酸化白濁もしません
アルマイトリム修理後の仕上げで、上記のデメリットで悩む方にはお勧めです
気分一新イメチェンにもなりますしね