ハーレーダビッドソンサイドカーのFRP製リアフェンダー割れ修理
サイドカー側の独立したリアフェンダーの取付固定部に「走行振動によるものと思われる劣化割れ」が生じており、タイヤが擦ってしまっているようで、『修理できるだろうか?』とのご相談をいただきました。
確認した所、『このリアフェンダーはFRP製なので、修理する事自体は可能』ではあります。ただ、割れを修理・補修した部分は少し厚くなってしまうので、今回の場合ですと、リアフェンダー裏側はタイヤが問題無く回転出来るためのクリアランスが確保されている事から・・・リアフェンダー裏側の補強があまり行えない為、『修理したとしても、いずれまた走行振動によって割れてしまう』可能性は否めません。。。
しかし、今のままではリアフェンダーにタイヤが当たってしまいツーリングにも行けないので...という事で、修理ご依頼をいただきました。
他にも
- サイドカー本体の横に設置されているスポットライトが点かない
- ETCとドライブレコーダーが作動しない
それでは、、、サイドカー側の独立したFRP製リアフェンダーを取り外して、割れ修理を進めていきます。
まずは、表側の補修から行います。割れ箇所の塗装を削り落としてから、FRP繊維を貼り付けて補修します。
2日置いてから、、、裏側も同様に、FRP繊維を貼り付けて補修します。
そして、表側をパテ整形してサフェーサー塗布します。
塗装は、ワインレッド、オレンジ、ゴールド、シルバーの4色が使われていますが・・・修理金額が跳ね上がってしまうので、メインカラーのワインレッドとシルバーの2色のみで仕上げる事になりました。
先にワインレッドを塗装します。このワインレッドは、キャンディカラーになります。
キャンディワインレッド塗装を数日乾燥させてから、シルバーを塗装します。リアフェンダーの修理完了です。
引き続き、「電気系統の不具合」箇所の点検整備にかかります。