カーボンアタッシュケースのアルミバー金具にサビ!研磨・塗装!
お預かりしたのは、カーボンアタッシュケースです。ハンドル根元に付いているアルミバー金具にサビが発生したようで、研磨・塗装のご用命をいただきました。
部品を購入して交換する事も考えたようですが、このカーボンアタッシュケースを生産した会社が無くなっており、部品の入手は出来なかったそうです。
カーボンの本体部分はとても綺麗でピカピカですが、アルミバー金具部分だけサビが目立ちます。
それと、
- サビによる影響かどうか?は分からないが、開閉レバーが硬すぎて開きづらので見てほしい
- ケースを開けた際の内側に見える蝶番(ヒンジ)のビスもサビサビなので、この留め具(ビス)も取り替えてほしい
それでは、、、まずは、ハンドル根元のアルミバー金具部分を分解します。
同時に、構造などを把握していきます。
「2.」のビスについては、ステンレス製に交換します。
ビスの色は現状と変わってしまいますが、この方が良いと思います。
続いてメイン作業に入り、アルミバー金具の研磨・塗装作業を進めていきます。
サビている箇所を研磨していくと・・・サビは全面的に広がっていました。
研磨後、サフェーサー塗布して塗装します。塗装色は、アルミ色風の艶消しシルバーです。
塗装を終えたら、組み付けしながら「1.」の調整も行います。
「1.」については、そもそも開閉レバーの方向が間違って組み付けされていたようです。。。
その為、左右を逆にしてみた所、、、少し良くなりましたが、まだ引っかかる感じがあるので、研磨・塗装したアルミバー金具のソリ具合も関係しているかもしれません。
ハンドル根元の留め具を締めすぎると、アルミバー金具の両サイドが持ち上がり、開閉レバーの稼働に支障がでるようなので・・・締め具合を調整しつつ、内部のスライドパーツを滑らかになるよう少し研磨します。
そして、引っかかる感じ無くスムーズに開くようになりました。30回は開閉確認したので、大丈夫だと思います。
施工依頼ありがとうございました。