北海道で車の傷・錆・凹み・事故修理なら自動車ボディ修理・板金塗装の専門店 株式会社ラルフ札幌店にお任せください。

車両保険に未加入で自費修理となる場合のご予算に寄り添う修理例

2024年11月28日
単独事故・接触事故によってお車の修理が必要となり、車両保険には未加入で自費修理となる場合・・・大抵は急にまとまった出費となりますので、お困りになる事が多いと思います。

この場合によくあるのは『できる限り修理費用を安く抑えたい』というご相談です。その時に抱えているご事情やご予算の問題でお困りの方は、板金塗装屋さんラルフがお力になります。

板金塗装屋さんラルフでは、ご要望やご予算などに寄り添う形で対応させていただきます。

一例として、鹿との接触事故によりフロント下部が破損したトヨタノアを修理させていただいた時の「修理ご相談から→打ち合わせの内容→修理完了までの流れ」を詳細にご紹介します。



事故当時の状況としては、道路に横たわっていた鹿と接触してしまったようです。モデリスタ製フロントスポイラーが大きく欠損しており、フロントバンパーやフロントグリルにも破損が見られ、間違いなく内部も損傷していると思われる状態でした。

2件の板金塗装工場に寄って良い結果が聞けなかった(オーナーさんの希望には添わなかった)そうで、ラルフにご来店くださいました。

オーナーさんのご要望は『修理費用を安くしてほしいので(内部など)見えない部分は簡易的な修理でいい、もしくは無理に直さなくても大丈夫なので、外観が綺麗に直れば...』との事です。

まずは一度、修理見積もり金額を算出


外観の破損状態を細かく確認して、まずは一度、、、オーナーさんのご要望やご予算を考慮した修理内容に近づけるように、見積もり金額を出してみます。

内部については、分解作業を行わないと損傷度合いが把握できないので・・・ザックリとした修理内容になってしまいますが、想定金額を盛り込みます。

(※)分解作業は・・・工賃が発生してしまいます。正確な金額が知りたいなどのご希望によっては、この段階での対応も可能です。

改めてオーナーさんのご希望やご予算とすり合わせ


この見積もり金額では、先にお聞きしているご要望やご予算に合わせていく為に、、、破損した外装パーツはリサイクル品を探して交換修理とする方向で、内部のスモール部品(取付固定部品など)が壊れている場合は全て新品に交換予定で考えています。

(※)板金塗装屋さんラルフでは、リサイクル品を使用した修理対応が可能です。リサイクル品を使用すると修理金額を下げる事ができる場合がありますので、ご依頼内容に応じたリサイクル品探しも承ります。

この見積もり金額をもとに、改めてオーナーさんのご希望をお聞きして、修理内容および修理方法を煮詰めていきます。

修理金額を抑える為にリサイクル品探し


方向性としてはご希望に沿っているという事で、修理に必要なリサイクル品を探します。

リサイクル品を探した所・・・フロントグリルは見つかりましたが、フロントバンパーとモデリスタ製フロントスポイラーはタイミングが悪くありませんでした。。。

(※)リサイクル品は・・・新品と違い必ずしも希望の物が手に入るという訳ではなく、その時のタイミングによって状態等に差があったり、タイミングが悪ければ無い場合もあります。

特にモデリスタ製フロントスポイラーは・・・すでにメーカー生産終了しており、リサイクル品として出回る数もかなり少ないので、なかなか手に入りません。。。

そのため次の手段として、ネットオークションで中古品を探してみます。それと同時に、エアロパーツ(フロントスポイラー)は社外品への交換も視野に入れて調べます。

再度、修理見積もり金額を算出


そしてなんとか・・・修理や塗装が必要ですが、ネットオークションでフロントバンパーとモデリスタ製フロントスポイラーの中古品を見つける事ができました。

「ネットオークションで見つけた中古品を使用した場合」の他に、別途調べた「社外品のエアロ(フロントスポイラー)に交換した場合」の見積もり金額も用意して、オーナーさんに連絡します。

『修理金額をもっと下げたい』とのご希望に寄り添う為の修理方法を提案


オーナーさんのご希望としては「ネットオークションで見つけた中古品を使用した場合」の修理金額をもっと下げたいという事でした。

オーナーさんのご希望修理金額まで下げる為に、できそうなのは・・・修理方法に少し無茶はありますが、金額の大きなフロントバンパーは交換修理しないで、現状のフロントバンパーを簡易的に補修して再利用する案です。モデリスタ製フロントスポイラーが付けば損傷箇所は見えなくなるので...という提案です。

分解作業を行い、正式な修理金額が決定


この修理方法で問題ないという事になりましたので、あとは分解作業を行なって内部の損傷度合いを確認すれば正式な修理金額が決定します。(内部損傷が酷いと想定金額を超えてしまう可能性もあります)

分解作業を行うと・・・大型野生動物の鹿と接触した衝撃は強く、ラジエーターロアサポートが曲がっていました。ただ、ラジエーターやコンデンサーからの液漏れは無かったので、修理せずともなんとかなりそうです。

1点だけ、割れているフロントバンパーロアカバーは交換した方が良い状態でした。



オーナーさんにご連絡して、「フロントバンパーロアカバーは交換」「ラジエーターロアサポートは修理すると予算がまた上がってしまうので、そのままの状態にしておく」という事でOKをいただきました。

これでハッキリとした修理金額が出まして、ご予算のプラス消費税ほどとなりました。

修理作業


リサイクル品のフロントグリル一色(アッパー/センター/ロア)、それとフロントバンパーロアカバーを手配します。



ネットオークションで落札したモデリスタ製フロントバンパーも届きました。



モデリスタ製フロントバンパーは中古品なので、多少の補修が必要でした。



またカラーが他色でしたので、ボディ同色に塗装します。



フロントバンパーの簡易補修も行います。

モデリスタ製フロントバンパーを付けてもグラグラしてしまわないように、大きく割れている箇所を簡易的に固定します。



そして、フロントグリル一式(アッパー/センター/ロア)・フロントバンパー・モデリスタ製フロントスポイラー、それとフロントバンパーロアカバーを車体に組み付けて完成です。



オーナーさんのご希望通り、外観は何事もなかったかのように綺麗に直っています。



お互いに歩み寄りは必要でしたが、ご希望予算に沿う形で修理完了できました。


*実費修理のための自己負担が大きくてお困りの際は、板金塗装屋さんラルフに是非ご相談ください。