シルビア PS13 SR20 東名パワード 2.2L KIT ドラッグ仕様 完成!
今回は東名パワードのSR2.2L 鍛造フルカウンター仕様です。
ブロックは、TODAレーシング強化スリーブ、ナプレック スタッド式クランクキャップボルト、強化フライホイールボルト、ATIクランクダンパープーリー、東名パワード ヘッドボルト、ニスモ WPC処理コンロッドメタル、東名パワード クランクメタル、WPC処理スラストメタル、WPC処理ピストン&リングを組付けしたドラッグ仕様です!
オイルポンプは新品に交換してインナーギアをWPC処理しました。
今回はS15用の面研済みのフロントカバーを使用しました。
SRの場合、フロントカバーもパルサーポンプ・プリメーラーポンプ・シルビアs14.15ポンプ・シルビアs13ポンプと4種類あります!
パルサーポンプの場合
インナーギアが1番大きく、厚み(14.4mm)も1番ありますのでSRエンジンのオイルポンプの中ではやはり1番強度があります。
そのまま使用すると、ちょっと油圧が高すぎるかなぁ!?
しかし、シルビアに使用するのには結構加工が必要なんです・・・
ヘッドのねじ位置とストレーナー径とクランクプーリー加工とタイミングの棒も製作が必要です。
パルサーオイルポンプ用プーリー加工は¥10,500-(税別)かかります。
プリメーラ(P11,P12)ポンプの場合
シルビアのポンプより外形が小さいです。厚みはシルビアの10mmに対し12mmで分厚いです。
シルビアよりも厚みはありますがパルサーより外形が小さいです。しかもパルサーポンプと同じ加工が必要なのでパルサーを使用した方がいいです。
シルビアポンプの場合
パルサーのギアとシルビアのギアは外形同サイズですが、厚みがパルサーの14.4mmに対し10mmです。
インナーギアを新品に交換してWPC処理でもある程度の馬力でしたら大丈夫ですよ。
S14・15とS13でブロックのオイルラインの違いでフロントカバーの穴位置が一か所違いますが・・・
穴開け加工で対応できます。
シルビアポンプにパルサーギア組み込み加工の場合
この加工を行うとヘッドのねじ位置とストレーナー径とクランクプーリー加工とタイミング棒も製作が不要になります。
1番都合がいいポンプなんですが・・・
しかし費用が¥63,000-(税別)もかかります・・・
当社ではシルビアポンプにインナーギアを新品に交換してWPC処理が定番です!
毎回行っていますが、リリーフバルブのワッシャーを調整しています。
本来S13オイルポンプにはシムが1枚入っていますが、さらにシム増してリリーフ圧を強化しています。
オイルポンプのトラブルでエンジン全損になるのはイヤなのでいつも正確に作業させて頂いてます。
ヘッドは東名パワード280°カムシャフト、スライドカムプーリー、タイプBバルブスプリングセット、ロッカーアームストッパー、メタルヘッドガスケット、ナプレック 鍛造ビックバルブ、強化ロッカーアーム、強化タイミングチェーン、調整式強化テンショナーを組込み、ポート加工、燃焼室加工をしました。