R35GT-R GR6 修理 アッパープログラム&油圧センサー 交換!
やはりオイルシールの破損です・・・
このオイルシールが破損すると、奇数段、または偶数段側のクラッチにトラブルが発生しシフトできなくなる現象です。原因はクラッチディスクを押し付ける役目のピストン部分のオイルシール破損です。
↑のようにゴムの一部が欠けてしまうことで、本来ピストンを押すための油圧がかからなくなってしまうのです。
破損すると油圧抜けでクラッチを圧着出来なくなり、オイルシール破損した方のギヤーが変速出来なくなります。
例えば偶数段のオイルシールが摩耗により破損するとすATモード強制固定になり1速〜3速〜5速の運転になります。
クラッチ内部のオイルシールの破損はミッションデータを最新モデルに入れ替える事で多少ですが対策になります。(油圧コントロールが違う為)
今回も初期ロッド5400番台までのクラッチパックでした。
初期ロッドは奇数段か偶数段のクラッチオイルシールが6万km〜10万位で破損するケースが多いですね。
対策後の中古クラッチパックがありましたので交換になりました。
同時にミッションアッパープログラムと油圧センサーの交換も行いました。
油圧センサーを3個とも交換して、同時にCリング破損対策、オイルポンプ分解、洗浄、油圧アップ、クラッチ分解、クリアランス調整、ソレノイド洗浄と一通りのオーバーホールを行いました。