静岡市「久能山東照宮」と「久能特産石垣いちご」
久能山東照宮は晩年を駿府で過ごした徳川家康が元和2年(1616年)
に死去した後、遺命によってこの地に埋葬されました。
徳川家康公は生前、家臣に対し、自分の死後について「遺体は駿河国の久能山に葬り、江戸の増上寺で葬儀を行い、三河国の大樹寺に位牌を納め、一周忌が過ぎて後、下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ、関八州の鎮守になろう」
(『本光国師日記』より)との遺言を残されました。
この御遺命により御遺骸を久能山に埋葬し、その地に2代将軍秀忠公の命により久能山東照宮が創建されました。
久能山東照宮へのご参拝は久能山の山下から1,159段の表参道を登る方法と、
日本平からロープウェイで久能山に渡る方法があります。
今回は、山下から1159段の階段を登ってご参拝させていただきました。
ゆるく長い階段1159段、、を少しづつ登っていくと、家康公も眺めたであろう
素晴らしい駿河の景色を見渡すことができます!
御社殿(国宝)
神廟(しんびょう)(重要文化財)
神廟は本殿の後方にある廟門より約40段の石段を登った所にあります。
ここは御祭神徳川家康公の御遺骸を埋葬し奉った所で以前は御宝塔と称えていました。
河津桜
春の訪れを感じる河津桜も見頃で、たくさんの方が参拝に訪れていました。
そして久能山と言えば、いちご狩りも有名です!
久能特産石垣いちごと言われており、駿河湾に面した久能海岸沿いを走る国道150線は、
通称「いちご海岸通り」と呼ばれ温暖な気候と久能山の斜面を活用し、
100年以上も前から石垣を利用したいちごの栽培が盛んに行われています。
全国の観光いちご狩りの発祥の地ともいわれ、およそ12月から5月までの長い期間、
たっぷりといちご狩りが楽しめます。
また、この時期は、雪化粧した富士山と駿河湾がとても綺麗に見える絶好の季節です。