200系ハイエース特装車:スノーモービルトランポ/内装の細部こだわりポイントを紹介!
200系ハイエーススーパーロングにスノーモービル積載したい!というご要望で、
モービル専用のトランポ架装をさせていただきました。
内装はシンプルな構造に見えますが、細部にはさまざまなこだわりが詰め込まれた1台になっています。
■ベース車輌
200系ハイエーススーパーロングワイドボディハイルーフ特装車
4WD・ガソリン
まずは、トランポの基礎架装であるフロア加工をしています。
傷や汚れに強く、お手入れもしやすいフロア加工は定番装備ですが、
架装をしていく上で欠かせない重要な部分になります。
こちらの部分は荷室にむき出しになっているタイヤハウス部です。
タイヤハウスがむき出しの状態ではデットスペースになってしまい荷物を載せることもできませんが、
このようにBOXで囲みを作ってあげることで、ラダーレールをタイヤハウス上部に置くスペースにしました。
ラダーレールが重量もあり当たって傷がつく可能性もあるので角の部分はアルミを取り付け
少しでも傷防止になるようにしています。
そして、リアのエンド部分!一見写真ではわかりにくい部分になっていますが、
ラダーレールを引っ掛けるときにラダーのツメがレール隙間にはまるようになっているので
重量のあるモービルが勢いよく載せた場合でもラダーが外れる心配がありません。
こちらはモービル積載用としてオーダーで専用のプレートを設計製作しています。
スペアタイヤは車の下に装備されていますが、スペアタイヤを取り外す際のボルトは床面にあります。
万が一の時を考えて、フロア加工をしてもボルトが外せるような処理を行っています。
モービルを積載した上に中段のラックを組み荷物を載せたい!というご要望のもと、
左右窓枠部分に専用ステーを取り付けセンターバーを設置しました。
しっかりとした強度を保った上で、着脱もできるので積載される荷物の量に合わせて設置していただけます。
少しでもフロアスペースを広く確保し、モービルが積載できるように、
スライドドア側(サイドステップ)上部にもフロア加工を行っています。
ステップ部分にもフロア加工をすることで荷物や道具積載時でも荷室移動が楽になり
より広い空間を活用していただくことができます。
車内の湿気対策として、SHバックドアベンチレーターを設置。
車にこもってしまった空気を循環させることで湿気対策はもちろん、
ガソリンの臭いなども軽減させることができます。
こちらはフロントと荷室を完全に区切り湿気がこないように製作したルームセパレーターです。
わずかな隙間も極力無くすオーダー設計です。
ボディ側に取付したボタンで装着するだけなので簡単に行えます。
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