旧赤松家:日本に造船技術を伝えた赤松則良の邸宅
旧赤松家に住んでいた「赤松 則良」
赤松 則良は、天保12年(1841年)幕末吉沢雄之進の次男として江戸で生まれ、祖父の跡を継いで赤松の姓を名乗りました。安政4年(1857年)16歳で長崎海軍伝習所句読第三期伝習生を命じられて長崎でオランダ語を勉強しました。翌年日米修好通商条約が結ばれると、則良は勝海舟らとともに咸臨丸(かんりんまる)で批准書交換の使節団に随行して渡米し、文久2年(1862年)オランダへ留学して造船技術などを学びました。
大政奉還した徳川慶喜(とくがわよしのぶ)が駿府へ移り住んだのち、則良は徳川家に縁のある見付に移り磐田原開墾(いわたばらかいこん)に着手しました。
旧赤松家の中には日本庭園や使われていた蔵を復元した物があります。その蔵の中で旧赤松家ゆかりのものや写真、海軍軍服、徳川16代主家達により送られた物が展示されています。
歴史を感じることのできる旧赤松家に一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
<旧赤松家>
所在地:〒438-0086 静岡県磐田市見付3884−10
営業時間:9時00分〜16時30分
電話番号:0538-36-0340
入場料:無料
オグショーから車で約20分