日産自動車、「NV200バネット」を仕様向上
「NV200バネット」は、ビジネスシーンのみならず、デイリーユースからレジャーユースまで、幅広いシーンでの使い勝手の良さが、多くのお客さまから好評を得ています。
また、十分な高さを確保した荷室空間と幅広のホイールハウス間による広い床面により、大衆キャブオーバーバンクラスNo.1*1の「荷室高」と「幅」、「低さ」を実現した「NV200バネット」は、乗り降りの負担軽減と、荷室の利便性を両立しています。
さらに、乗用車と同様に車両前方にエンジンをレイアウトし、エンジンからドライバーまでの距離を最大限に確保することで、車内へのエンジンノイズの侵入を抑え、静かで快適な車内空間を確保しています。
今回の仕様向上では、新たに先進安全装備の拡充を図ったことで、これまで以上に安心してお乗りいただけるモデルとなりました。
衝突被害を「軽減」や追突の「回避支援」を行う「インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」は、フロントカメラに加え、夜間の検知能力が高いフロントレーダーを採用し、夜間でもより安心してドライブいただけるよう機能向上しました。
また、「ハイビームアシスト」、「LDW(車線逸脱警報)」などの先進安全技術も採用しました。
さらに、前方の車両進入禁止標識を検知し、ディスプレイに警告表示や警告音により注意喚起を行ったり、前方の最高速度標識や前方の一時停止標識を検知し、ディスプレイ等に表示する「標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)」をクラス初搭載*2しました。
今回の衝突被害軽減ブレーキの採用により、AT車は「サポカー」に該当します。
1 2019年10月現在 日産調べ
2 大衆キャブオーバーバンクラス(2019年10月現在 日産調べ)
日産自動車の関連会社である株式会社オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:片桐 隆夫)は、「NV200バネット」をベースとしたライフケアビークル(LV)*「チェアキャブ」の仕様を一部向上し、日産の販売会社を通じて同日より全国一斉に発売すると発表しました。
NV200バネット「チェアキャブ」は、車両後部のスロープから車いすのまま車内に乗り込める車両です。コンパクトで取り回しのしやすいボディサイズでありながら、充分な室内空間を確保している「NV200バネット」は、の特長を活かし、主に病院や福祉施設の送迎車や介護タクシーなど、法人向けの需要に適した多人数乗りの車いす仕様車としています。使い方や乗車人数に合わせた3種類の室内レイアウトを設定しており、車いすやストレッチャーの乗員を含めて4〜7名が乗車することが可能です。2列目には専用形状シートを採用し、助手席側スライドドアから室内への乗降性も向上させています。また、乗降用手すりやオートステップ、助手席スライドアップシート(オプション)などを装備することで、車いす乗員だけではなく、介助者や自力で歩行できる方にも乗降しやすい仕様としています。
今回の仕様向上では、車いすの乗降性を向上させました。スロープの幅を拡大したほか、3列目シート位置の車いす固定装置において、車いすに掛けるフックの床下格納を可能にしましたことにより、車いす乗降時によりスムースに車内移動ができるようになりました。また、車内に貼付している説明ラベル等を変更し、操作手順をよりわかりやすくしました。
その他ベース車と同様に、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」、「ハイビームアシスト」、「LDW(車線逸脱警報)」、「標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)」などの先進安全装備を採用し、「チェアキャブ」としてもこれまで以上に安心してお乗りいただけるモデルとなりました。
今回の衝突被害軽減ブレーキの採用により、「チェアキャブ」は「サポカー」に該当します。
日産自動車グループでは、生活の色々なシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両を「ライフケアビークル」(LV:Life Care Vehicles)と呼んでいます。
1 車いす乗員を含む。
2 車両(オプションを含む)の消費税が非課税。