建設機械/農業機械用特殊アタッチメントの設計・開発・製作、建械/農械部品の販売・レンタル、中古販売・買い取り、整備・修理・メンテナンス

建機アタッチメント/中古機械価格を「非公開」「ASK」としている理由

2024年2月15日
<2024年1月15日アースマシンメール配信内容>

当社のWebサイトにて紹介している製品について、『価格も載っていると便利なんだけどな...』『定価を教えてほしい』というお声をいただくことも度々ございます。

新品建機アタッチメントや中古機械などは、価格を「非公開」もしくは「ASK」としている物がほとんどです。

▼実際の価格表示参考:当社Webサイトの中古機械価格表示


今回は、その理由を掲載したいと思います。

まず、「定価」ついて厳密な話をすると、「定価」=「メーカー希望小売価格」ではありません。

  • 「定価」とは・・・メーカーが定めた価格で、小売業者も守らなければならない拘束力を持ち、この拘束力は書籍・雑誌・新聞・音楽ソフト・たばこのみ認められています。
  • 「メーカー希望小売価格」とは・・・メーカーが定めた価格ではありますが、「定価」とは違い拘束力がないので、価格を高くも安くすることができます。
  • 「オープン価格」とは・・・メーカーが希望小売価格を設定しないことで、販売価格の割引率がわからないようにするための措置です。〇〇%OFFという宣伝が激化したのがきっかけで、現在の家電製品のほとんどがオープン価格を採用しています。

ただ、一般的に『メーカーが決めた価格=定価』という概念がいまだ強く浸透しているので、当社でも「定価」という言葉を使っています。

そして、当社のWebサイトにて価格を「非公開」もしくは「ASK」としている理由は、下記の通りです。


理由1.適正価格を保つ為

結論から言うと、『当社のWebサイトを閲覧する人が、本当に購入を検討している人ばかりではない』という事でもあります。

以前までは、中古草刈機の価格をWebサイト上に掲載していました。そうすると、個人売買のオークションサイトなどで、似た機種が当社Webサイトの販売価格よりも少し安い価格で売られ始めました。そこには当社Webサイトと同じ文言・同じ整備内容が使用されているのですが、その売られていた機種は何十年も前の機種で、部品供給もとうの昔に終了しているため整備はほぼ不可能な中古草刈機でした。当社としては『価格を公開することで、このような良くない状況を助長してしまっているのではないか...』という考えに至りました。


理由2.輸送費用による価格の錯覚を防ぐ為

部品などの軽量物とは違い、建機アタッチメントなどの機械は、輸送費用や輸送方法に様々なパターンがあります。輸送費用については、条件の許す限り価格が安い方法を模索いたします。しかし、本体価格に追加される事になる輸送費用については、まるで値上がりしたような錯覚に陥ってしまう方もいらしゃるので、価格は見積書にてご回答しております。


理由3.適合確認が必要な為

建機アタッチメントや機械の能力や取り付ける機種との適合も確認させていただくことで、価格の誤認防止に努めております。


当社製品で「価格」の気になる製品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。