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ミニショベル用草刈機 ハンマーナイフモアとディスクカッター等の相対比較

2018年8月23日
ミニショベル用草刈機 ハンマーナイフモア「カリアゲ君ミニ」とディスクカッター「カッターマン」とバリカンカッター「バリスター」の3種商品の相対比較



当社のこの3つの商品については機械構造が異なりそれぞれの長所と短所があります。使用する現場のシュツエーションでの選択となります。



【ハンマーナイフモアタイプの特徴】
・油圧モーターによりシャフト縦回転(地面から上に向かう回転)で1分間に約2,000回転します。
草刈り刃は2枚1組の刃をボルト留めし、草を叩き細かくし除草します。



【ディスクカッタータイプの特徴】
・油圧モーターにより地面に平行についている円盤を横回転(時計回り)で1分間に約600〜2,500回転します。
草刈り刃は1枚の刃をボルト留めで、3枚装着します。草を根元から刈り取り除草します。肩が掛け式草刈り機と原理は同じです。



【バリカンカッタータイプの特徴】
・油圧モーターによりカッテングブレードの往復動作で1分間に120〜300回往復します。
草刈り刃は三角形上で片側に14枚で両側で計28枚をボルトで装着しています。散髪用のバリカンと原理は同じです。



価格


  • ハンマーナイフモア「カリアゲ君ミニ」 △
  • ディスクカッター「カッターマン」   ◎
  • バリカンカッター「バリスター」    〇

※「カッターマン」が一番安価です。サイズが大きくなるに従い価格差も大きくなります。「バリスター」については7tクラス迄となります。他は0.7m3(18t)クラス迄ご用意しております。



メンテナンス性


  • ハンマーナイフモア「カリアゲ君ミニ」 〇
  • ディスクカッター「カッターマン」   ◎
  • バリカンカッター「バリスター」    〇

※叩いて砕くハンマーナイフ式に比べ、カッタータイプは切断式なので地面の石などを拾う割合が低く、刃の枚数も少ないため、刃の損耗による取り替えのコストが低いです。又、カッタータイプはディスクグラインダーにより刃を研磨し使用するため経済的です。刃が減った場合反転させて使用できるのはどちらも同じです。バリカン式は草刈り、剪定など利用場所や利用用途によって異なりますが比較的整備された場所での利用が多く、この場合は刃の隙間調整で切れ味を調整します。刃の枚数は24枚と多いですが刃は比較的安価で長持ちします。



汎用性


  • ハンマーナイフモア「カリアゲ君ミニ」 △
  • ディスクカッター「カッターマン」   ◎
  • バリカンカッター「バリスター」    〇

※叩いて砕くハンマーナイフ式に比べ、カッタータイプとバリカンタイプはトルクが低くても作業は可能です。
一番の問題は、取り付けるベースマシン側の問題で、アタッチメントに利用できる油圧と油量限度があるということです。ハンマー式は叩いて破砕するため高いトルクを必要とするため、使用できるこの油圧・油量低いと破砕時の負荷により回転数が落ち作業能力が大きく低下します。ハンマーナイフモアではできれば7tクラス以上の油圧ショベルが好まししいです。ディスクカッタータイプとバリカンタイプは1.7tクラスから作業を行えます。




作業能力


  • ハンマーナイフモア「カリアゲ君ミニ」 〇
  • ディスクカッター「カッターマン」   ◎
  • バリカンカッター「バリスター」    △

※ハンマーナイフ式は砕きながらの作業になるため、草が密集し草丈が高い場所、笹のような茎が固い草種や茎が太い草種は破砕に時間がかかるため作業効率はあまり良くありません。
カッタータイプは肩掛式同様に、振り回せば刈るイメージなので作業能率は2倍以上の差があります。又、40mm程度の雑木も切断出来き、草種に影響されることなく山地などの草刈りも行えます。
バリカンタイプは、最大の利点は石飛が少なく人や車の交通量が多い現場に於いても安全作業が行える点と、機械重量が軽くリーチを使えるため高所の木の剪定なども行える点にあります。



草刈り跡地


  • ハンマーナイフモア「カリアゲ君ミニ」 ◎
  • ディスクカッター「カッターマン」   △
  • バリカンカッター「バリスター」    △

※ハンマーナイフ式は草を5㎝程度に砕くことから、草刈り後の跡地は綺麗です。
但し、集草を行うこととなっている公共の除草工事では、細かく破砕することにより集めにくい場合もあります。


安全性


  • ハンマーナイフモア「カリアゲ君ミニ」 △
  • ディスクカッター「カッターマン」   〇
  • バリカンカッター「バリスター」    ◎

※ハンマーナイフ式は地面の石を拾う確立が高いため、飛び石による事故の危険度がディスクカッター式に比べ高いと言えます。



【総評】
ハンマーナイフモアは、常に草刈り管理される場所で集草を必要としない現場に向いています。
ディスクカッターは、オールマイティーに対応でき作業効率も高いですが刈り倒すのみというのが欠点となる場合もあります。林業者、農家等の方には圧倒的に支持が高い。
バリカンタイプは飛石の許されない公園や街路、太陽光発電(ソーラーパネル)の下草刈り、街路樹などの剪定で利用価値があり造園業者や道路維持業者などからの支持が高い。


3機種それぞれに一長一短があります。

詳細をお聞きしたい場合には、現場例を交えて説明致しますのお気軽にお問合せ下さい。