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補修用クロスチェーンは同サイズ線径をご使用ください(太くしない)

2021年1月28日
建機タイヤショベルや大型バスなどに使用されるタイヤチェーンは補修用クロスチェーンで摩耗や破断した部分を交換、補修することができます。



特に今年は例年にない寒波の影響で日本全国、九州からもチェーンのご依頼をいただいております。
普段使い慣れないチェーンなので取付時にわからない部分が多いようです。
今年チェーンについていただいたご質問にちらほらあったのが

「今まで使っていたタイヤチェーンに合うクロス(チェーン)を買おうと思っているが、もっと太い線径のチェーンがあるか?」

という内容です。
タイヤチェーンは装着タイヤサイズや形状によりクロス部分の線形や段数が決まっています。

タイヤチェーンは主に「サイド(チェーン)」と「クロス(チェーン)」で構成されています。



「サイド(チェーン)」はタイヤの外側と内側に円を描くようになるチェーンで「クロス(チェーン)」は内外それぞれのサイドチェーンを繋ぎ合わせるようになるチェーンです。
「クロス(チェーン)」はタイヤと地面の間に挟まれるので摩耗しやすい部分となります。補修用クロスチェーンのご要望が多いのはそのためです。

上記を踏まえ今回お客様からいただいた質問に対するお答えとしては

「サイド(チェーン)」はそのままで「クロス(チェーン)」を太い物にするのはやめたほうがいい、チェーン購入時のオリジナルの線径でご使用ください。

という事です。

理由としてはサイドチェーンの線形がクロスチェーンの取付金具部分寸法に適していない、また、無理矢理取り付けたとしてもサイドチェーン自体の強度が持たず破断を起こしてしまう可能性があるからです。



補修用クロスチェーンを購入される際はそのチェーンに元々ついていたクロス(チェーン)と同じサイズをつける事をお勧めします。

補修用クロスチェーン関するご質問等いつでもお受けいたします。お気軽にご相談ください。