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TJラングラー フレーム腐食でミッション脱落寸前!鉄骨で復元修理!

2024年7月31日
クライスラージープTJ型ラングラーの『フレームのサビ腐食が酷く、今にもミッションが脱落しそう』という事で、修理のお問い合わせをいただきました。

自走はできない状態かもしれないので、状態確認と概算お見積りをさせていただく為にご自宅までお伺いしました。

状態を確認すると、、、左右共にサビ腐食が酷く、ミッションマウントを兼ねたアンダーカバーが脱落寸前でした。



概算お見積りさせていただき、修理ご依頼を承りました。

自走での移動はミッションが脱落してしまう恐れもあるので、レッカー引き取りでの入庫となりました。




また、車検間際とうい事でユーザー車検代行ご依頼もくださいました。

車台番号が消えかかっており、且つ、場所が修理する箇所のど真ん中辺りという事もありますので、、、まずは、車検期間のある内に車台番号を移設します(※車検が切れたり、車台番号の確認ができないと大変な事になります)。

かろうじて車台番号の確認ができるので、陸運支局に車両を持ち込みして打刻してもらいました(※打刻と言っても、シールの貼り付けとなります)。

そしてここからは、メインご依頼となりますフレームのサビ腐食修理作業です。

左側のフレームから進めていきます。ミッションマウントを外して簡易固定し、純正サイドステップのブラケットも除去します。



腐食している箇所を叩き落としていくと・・・フレームの原型はほぼ無くなりました。今まで良く耐えていたと思います。



そのため今回は、鉄骨で復元していきます。

元のフレーム形状に合わせて製作した鉄骨を貼り付けます。



ミッションマウントの取付部も強固に製作します。



錆止めして、アンダーコートを施工して仕上げます。



続いて右側のフレームです。



こちらはラテラルロッド取付部も腐食しているので、部品を外して作業を進めていきます。



左側の作業と同じ流れで、腐食している箇所を叩き落とします。



そして、鉄骨で復元していきます。



移設した車台番号を保護しながら、元のフレーム形状に合わせて製作した鉄骨を貼り付けていきます。



錆止めします。



アンダーコートを施工して仕上げます。



ミッションマウント兼アンダーカバーの取付・固定もバッチリです。

今回は、なかなかやりごたえのある作業でした。



オーバーフェンダーが装着されているお車でしたが、車検対応の構造変更済みでしたので、多少のランプ類点灯方法調整だけでユーザー車検も問題無く取得完了いたしました。

当初のお見積り金額より若干オーバーしてしまいましたが、今回修理した箇所の強度はバッチリだと思います。

今後また他箇所の修理が必要になった際は、お気軽ご相談ください。

この度は、施工依頼ありがとうございました。