チルトローテーターを油圧ショベルへ取り付け使用する際に必要な配管方法について
2つの配管方法共に、「ライカ」「トプコン」「トリンブル」「ノバトロン」などの機械制御システムと接続できます。
『1系統片側配管(2本ホース仕様)』では、ホイール式とトラック式の(両方の)、油圧ショベルの「操行およびブームの揺れ制御」や「ブレード制御」などの機能を、ジョイスティックレバーへ追加することが可能です。
チルトローテーターの特製を生かして “より作業性を高めるため” には、すべての機能を同時に使用することが可能な『1系統片側配管(2本ホース仕様)』の配管方法を選択する必要があります。
『2系統配管(4本ホース仕様)』と『1系統片側配管(2本ホース仕様)』の、それぞれのメリットとデメリットは下記の通りです。
『2系統配管(4本ホース仕様)』のメリット・デメリット
コントロールシステム「ジョイスティクXコントロール」の使用は不可となり、基本は、油圧ショベルに備え付け足ペダルでの操作となります。
《 メリット 》
- 「ジョイスティクXコントロール」「チルトローテーターの制御システム」が不要で、導入費が安価
- 「ジョイスティクXコントロール」は防水加工されていない為、「ジョイスティクXコントロール」が不要となる本配管方法であれば、(ミニショベルのようにキャビンが無いなど)雨水などに晒される恐れがある環境下でも使用が可能
《 デメリット 》
『1系統片側配管(2本ホース仕様)』のメリット・デメリット
コントロールシステム「ジョイスティクXコントロール」の使用が可能となります。
《 メリット 》
《 デメリット 》
- 「ジョイスティクXコントロール」「チルトローテーターの制御システム」が必要
- 「ジョイスティクXコントロール」は防水加工されていない為、(ミニショベルのようにキャビンが無いなど)雨水の晒される環境下での使用は出来ない
また、配管については上記以外に、STEELWRISTチルトローテーター(360度旋回、左右チルト)を「専用の油圧ワンタッチ(クイックカプラー)」を付けて油圧ショベルと接続する場合、“油圧ワンタッチ(クイックカプラー)用の配管が必要” になります。
この点につきましては、「チルトローテーターを油圧ショベルと接続する方法について <油圧ワンタッチの必要性>」にてご説明しておりますので、ご確認下さい。