ゴムパッドシューの「1個飛ばし装着」は問題あるのか?
時々ご質問をいただきます。
「ゴムパッドシューを経費削減のために1個飛ばしで取り付けるのは良くないの?」
経費削減からくる率直な質問と思います。
全メーカーの答えはおそらく 良くはありません という物だと思います。
果たしてゴムパットシューの「1個飛ばし装着」は問題あるのでしょうか?
考えるべき項目としては
どのくらいの費用が削減できるのか?
ゴムパッドシューを取り付けるシュープレートに穴が開いている機種であれば4本止め、または2本止めのゴムパッドシューを取り付けられる可能性が高いです。4本(2本)止めゴムパッドシューは比較的安価ですので1個飛ばしの場合と全数取付の場合の金額を見て考えると良いと思います。
1個飛ばしで使用する期間はどのくらいか?
1個飛ばしの状態で機械を使用することは決して良い状態、害のない状態とは言えません。操作性は基より、シュープレート、リンクなどにかかる負担が設計と大きく違う為です。長く使う場合は1個飛ばしでの使用は避けるべきと思います。
季節はいつ頃なのか?
上記の様に1個飛ばしで使う場合はバックホウと地面の接地面積が半分になるという事ですので、パッドシューに掛かる力は単純に倍の荷重となります。夏場でアスファルト上に長時間止めておくといつのまにはアスファルトが凹んでしまう場合もあります。
どのような現場で使用するか?
1個飛ばしの場合はパッドとパッドの間隔が広くなるため敷鉄板など角のある場所ではパッドシューとシュープレートの間に異物が挟まりパッドを壊してしまう場合があります。また、簡易的な路面保護(木材やプラシキ、ゴムマットなど)で対応はできないかを考えるのもよいと思います。
上記のような検討をすると1個飛ばしか全数取付をするかの検討材料になるかと思います。