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径/長さと合わせて確認が必要な標準バケットピンの有効長について

2022年3月31日
本日お客様から『倉庫に余っている標準バケットピンを数本見つけた。ピン径は80㎜で、錆を落とせばまだ使えそう。径80㎜のピンを使用しているメーカーと機種を教えてほしい』という内容のご質問を頂きました。

まず、バックホウ用の標準バケットピンは、使い続けると摩耗や折損によって使用できなくなるケースがあります。純正品と同じサイズの標準バケットピンを当社にてお手頃価格で販売していますが、社外品と言えど80㎜くらいのピンを購入するとなると10,000円以上はしますので、錆を落として使うのは賢い方法だと思います。

そして、径80㎜のピンを使用しているのは、国内全メーカーの0.7m3クラスとなります。但し、お客様が見つけたこの標準バケットピンが0.7m3クラス全てのメーカーに対応できる訳ではありません。

標準バケットピンは、各メーカー毎に長さが異なります。これは数ミリ(大きくても数センチ)の誤差なので、ある程度は代用できる場合もあります。ただ、合わせて確認が必要なのは「有効長」です。

▼標準バケットピンの「有効長」とは・・・鍔下からノックボルトを通す穴の中心までの距離を指しています。


この「有効長」についても、メーカーによって異なります。

▼「有効長」の違いで『バケット側ブラケットのノックボルト位置に合わない(ノックボルトが差し込めない)』という事態を引き起こします。


つい見落としがちな標準バケットピンの「有効長」ですが、当社では各メーカーで使用されている標準バケットピンの径・長さや「有効長」を確認できる資料を保有していますので、お調べになりたい機種やバケットピンがございましたらお声がけください。