FC3C型RX-7の室内貫通したフロア下回り腐食穴を鉄板溶接&補強修理
素敵な車両で、オーナー様が購入してからずっと大切に乗り続けてきた一台だそうです。
これまで長くお世話になっていた工場もあったそうですが、今回『もう車検が取れない』『修理もできない』と言われてしまったとの事で、サビ・腐食箇所の画像をプリントアウトしたものと実車を持ってご相談に来てくださいました。
リフトに上げて、下回りを実際に確認してみると・・・左右フロントタイヤの後方「ジャッキポイント周辺」そして「フロアの下側」に複数の大きなサビ・腐食穴が開いています。


さらにリア側も「ジャッキポイントの内側」や「フロアの下側」まで腐食して穴が開いています。

これは、ただ表面のサビを削って塗装するだけでは済みませんので・・・腐食部分をしっかり切り取り、新しい鉄板を製作して溶接し、必要な強度を確保しつつ修復します。
まずはフロント側から作業を進めていきます。
ジャッキポイントがフロントフェンダーの裏側にある為、フロントバンパーと左右フロントフェンダーを取り外して、フロア下回りの腐食部分を切り取る準備を進めます。

そして下からサビ・腐食穴を覗いてみると、室内まで貫通しており、向こう側にフロアカーペットが見える状態でした。。。
ここまで腐食が進行していると、フロア下回りに新しい鉄板を貼って塞ぐだけでは十分な修理にはならないので・・・室内側からも「フロアパネル(車の床部分を構成している鉄板)」と「剛性パネル(ボディの強度を高めるための鉄板)」の代わりになる新しい鉄板を製作して溶接します。
さらにフロア下回り側は、ジャッキポイントとして必要になる「ミミと呼ばれる(車体を構成する複数の鉄板の接合部が耳状になっている)部分」も腐食している為、元々の強度を持たせて使用できる形に製作します。

フロア下回りに加えて室内側からも腐食部分をしっかりと切り取り、各部の形状に合わせて新しい鉄板を製作し、必要な補強を入れながら少しずつ溶接して穴を塞いでいきます。

リア側の作業も進め、切り取った部分を見た目だけを塞ぐのではなく、強度も考慮した溶接&補強修理を行いました。
また、せっかくここまで修復したので、これからもまだまだ長く乗り続けられるよう下回りの防錆施工も承りました。


そうして、『もう車検は無理』と言われた状態から、『この先も問題無く安心して車検が取得できます』という状態に下回りが蘇りました。

このまま続けて車検を取って、ETCの取り付けをして納車予定です。













