エンジン式マグネットについてよくある質問
エンジン式マグネットは専用の小型発電機を搭載し磁力を発生させる装置となります。使用時は発電機を作動させ付属のリモコンキーによって吸着、開放を行います。煩わしい配線が無く汎用性が非常に高い機械です。お問い合わせも多く、性能や使用方法等についてよくある質問をまとめてみました。
Q.どのくらいの時間使用できるのか?
搭載発電機の連続運転時間は 5〜8時間 程となります。負荷(吸着物)重量が重い場合は発電機の回転数があがり連続運転時間は短くなります。
Q.運転時間内は常に吸着(磁力ON)状態を持続できるのか?
できません。吸着状態持続時間に限りがあります。目安としては吸着持続時間は 5〜10分間 として考えるのが基本となります。吸着時間については使用環境により異なり、マグネット本体の温度上昇が穏やかな時は10分以上使い続けることも可能です。吸着物重量と使用環境気温などが関係してきます。マグネットは熱に弱く40℃を超える状態で使用し続けるとマグネット破損原因となります。
・吸着物の重量が大きい方がより熱を持ちやすい
・使用する環境での気温が高い方が熱を持ちやすい
という事になります。
Q.使用率って何?
本機については「60%ED」となっています。これは端的に言うと「10分吸着動作」のうち、「6分間」使ったら「4分間」休ませるという使用サイクルとなります。正常動作のために冷却や充電時間の確保が必要です。50%EDの場合は「5分間」使ったら「5分間」休ませるという事になります。
使用例(50%ED)
Q.使用時の目安はあるのか?
熱を持ったマグネットが冷めるまで使用は控えてください。40℃が基準となります。おおよそとなりますが、マグネットの吸着部付近側面に指で触れ続ける事ができれば40℃は超えていないと思います。直に触れていられないような熱さの場合は吸着を止め冷却する必要があります。
上記が使用する上で安全に長く機械をご使用できる知識となります。デモ等で実機をご使用される方は吸着の可、不可のみではなくお客様の使用サイクルなどもチェック項目としてご検討ください。