油圧式アタッチメントの油圧配管について(知っておきたい!基礎知識)
建設機械(重機)には様々なアタッチメントがございますが、最も多彩な種類がある建設機械(重機)が油圧式ショベルで通称「バックホウ」と呼ばれる機械です。
各現場で求められるニーズに合わせて多彩なアタッチメントがあり、「機械式」から油圧を用いて動かす「油圧式」の2種類に分類されます。
油圧式アタッチメントのお問合せの中で最も多く頂く内容が「ブレーカー配管ってなに?」「5本配管ってなに?」というものです。
今回は油圧配管についてご説明したいと思います。
油圧式アタッチメントを取り付ける際はクリアしなければならない油圧配管の基準があり、まずはお客様のバックホウにはどのような配管になっているかを確認する必要があります。
<油圧配管の種類>
①ブレーカー配管(1系統)
こちらは、一定方向に押し出すなどの1種類の動きに対応した配管
②共用(往復)配管
2本の油圧配管により油圧が往復できるようになっており、「開く」「閉じる」といった2種類の動作に対応しています。
※①ブレーカー配管と②共用(往復)配管は外観の配管が同じであり見た目では区別できません。
つきましては、ペダルなどで往復操作をして油圧がかかっているか音と感覚で確認してください。
③5本配管(全旋回)
共用(往復)配管にさらに2本のホースを加え、「開く」「閉じる」「右回転」「左回転」の4種類の動きに対応しています。
※5本目の配管は余分な油を排油するドレーン配管となりアームの横に取り付けられています。
このように油圧式アタッチメントにはそれぞれに対応可能な油圧配管が必要です。
油圧式アタッチメントのご購入の際には、ご使用機種の配管とアタッチメントが適合するかのご確認をお願い致します。
油圧式アタッチメントご購入を検討の際には、弊社にご連絡頂けましたら分かりやすく丁寧にご説明させて頂きます。
お気軽にお問合せくださいませ。