チルトローテーターを接続する2種類の専用油圧ワンタッチ(クイックカプラー)について
1.専用の油圧ワンタッチ(クイックカプラー)を付けて接続する方法
2.直接接続する方法
の、2通りの方法があります。
『どちらの接続方法を選択すべきか?』という点に関しましては、
『チルトローテーターを油圧ショベルと接続する方法について <油圧ワンタッチの必要性>』にてご説明しておりますので、ご確認下さい。
1.専用の油圧ワンタッチ(クイックカプラー)を付けて接続する方法
を選ぶ場合には、
専用の油圧ワンタッチ(クイックカプラー)は、大きく分けて次の “2種類” があります。
1種類目は、脱落防止機能付きワンタッチ(クイックカプラー) です。
脱落防止機能「Steelwristフロントピンロック」付きの油圧ワンタッチ(クイックカプラー)になります。
油圧ワンタッチ(クイックカプラー)に取り付けるアタッチメントは、運転席内のスイッチにより脱着を行います。
「Steelwristフロントピンロック」について
アタッチメントの落下事故は重大事故に繋がる恐れがあります。Steelwristフロントピンロックは、これを未然に防ぐ対策が取られています。
Steelwristフロントピンロックは、
- 対称型クイックカプラーの安全性を高める特許技術です。
- すべてのタイプの掘削機で同様に機能します。
▼Steelwristフロントピンロックのメーカー説明動画
2種類目は、油圧配管システム内蔵ワンタッチSQ(クイックカプラー) です。
アタッチメントの脱着時と同時に、自動で油圧配管を接続・切り離しができる、油圧配管システム内蔵型の油圧ワンタッチ(クイックカプラー)になります。
頻繁にアタッチメントの脱着を行う場合には、特に有効です。
※アタッチメント側にも専用アダプターが必要となります。
▼油圧配管システム内蔵ワンタッチ(クイックカプラー)のメーカー説明動画
油圧配管システム内蔵ワンタッチ(クイックカプラー)は魅力的な商品ではありますが、これに伴い、チルトローテーターやそれ以下のアタッチメントについては専用アダプターが必要となる為、導入コストがおおよそ2割アップとなります。
油圧配管システム内蔵ワンタッチ(クイックカプラー)の選択をする場合には、日常作業における
“油圧アタッチメントの切り替え(交換)の頻度” で決めると良いかと思います。
STEELWRISTチルトローテーター(360度旋回、左右チルト)を油圧ショベルと接続する方法や、専用油圧ワンタッチ(クイックカプラー)の選択などでお悩みの際は、お客様の油圧ショベル利用方法に沿った最適なご提案を致しますので、お気軽にご相談下さい。
(追記)
クイックカプラーの高さ確認に【クイックカプラー仕様図表】をご利用下さい。
STEELWRISTチルトローテーター専用クイックカプラーの仕様図表