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チルトローテーターを油圧ショベルへ取り付け使用する際に必要な配管方法について

2019年8月15日
STEELWRISTチルトローテーター(360度旋回、左右チルト)を油圧ショベルへ取り付け使用する際に必要な配管には、『2系統配管(4本ホース仕様)』と『1系統片側配管(2本ホース仕様)』の2つの配管方法があります。

2つの配管方法共に、「ライカ」「トプコン」「トリンブル」「ノバトロン」などの機械制御システムと接続できます。

『1系統片側配管(2本ホース仕様)』では、ホイール式とトラック式の(両方の)、油圧ショベルの「操行およびブームの揺れ制御」や「ブレード制御」などの機能を、ジョイスティックレバーへ追加することが可能です。

チルトローテーターの特製を生かして “より作業性を高めるため” には、すべての機能を同時に使用することが可能な『1系統片側配管(2本ホース仕様)』の配管方法を選択する必要があります。



『2系統配管(4本ホース仕様)』と『1系統片側配管(2本ホース仕様)』の、それぞれのメリットデメリットは下記の通りです。



『2系統配管(4本ホース仕様)』のメリット・デメリット


コントロールシステム「ジョイスティクXコントロール」の使用は不可となり、基本は、油圧ショベルに備え付け足ペダルでの操作となります。


《 メリット 》
 
  • 「ジョイスティクXコントロール」「チルトローテーターの制御システム」が不要で、導入費が安価
  • 「ジョイスティクXコントロール」は防水加工されていない為、「ジョイスティクXコントロール」が不要となる本配管方法であれば、(ミニショベルのようにキャビンが無いなど)雨水などに晒される恐れがある環境下でも使用が可能
 
 
《 デメリット 》
 
  • 回転&チルトなど、一度に同時作業(復動作業)が出来ない
  •  



    『1系統片側配管(2本ホース仕様)』のメリット・デメリット


    コントロールシステム「ジョイスティクXコントロール」の使用が可能となります。



    《 メリット 》
     
  • 回転&チルトなど、一度に同時作業(復動作業)が可能
  •  
     
    《 デメリット 》
     
    • 「ジョイスティクXコントロール」「チルトローテーターの制御システム」が必要
    • 「ジョイスティクXコントロール」は防水加工されていない為、(ミニショベルのようにキャビンが無いなど)雨水の晒される環境下での使用は出来ない
     





    また、配管については上記以外に、STEELWRISTチルトローテーター(360度旋回、左右チルト)を「専用の油圧ワンタッチ(クイックカプラー)」を付けて油圧ショベルと接続する場合、“油圧ワンタッチ(クイックカプラー)用の配管が必要” になります。

    この点につきましては、「チルトローテーターを油圧ショベルと接続する方法について <油圧ワンタッチの必要性>」にてご説明しておりますので、ご確認下さい。